VOICE

お正月にFESTIVAL de FRUE 2021のライブを無料で配信!

「2021年の11月は、さすがに海外からもミュージシャンを呼べるでしょう。できなかったら国としてやばい」などと軽口を叩いていた昨年の暮れの忘年会。
まさか2021年も自粛や規制、お願いだらけの日々が続くとは。。。いい加減うんざりしますが、何が起きるかわからない、一寸先は闇という現状は案外気に入っています。いつも考えていることは、どうすれば前へ進められるのか。アイデアを出し話し合い、工夫して切りひらいていかなければならない "いま" はどこか楽しい。そういえば、深く記憶に刻まれているライブ体験も、混沌としたジャムやインプロビゼーション、ノイズやエクスペリメンタルな音楽が始まりだったり差し込まれていたりすることが多かったなぁと思ってみたり。

ただ、毎回毎回、FESTIVAL de FRUEを開催するたびにコアスタッフの体力と気力は削られるし、しかもお金も使い果たすので、「なんでこんなことやってるんだっけ?」と意味を探し出すと若干落ち込むこともあります。しかし、今回配信するFESTIVAL de FRUE 2021の編集された映像を確認したとき、だいぶ報われた気がしました。我々の苦労などまったく映っていません。演奏を楽しむミュージシャンの息遣いや表情、緊張感や絶妙な掛け合いが見事に収められています。生々しいドキュメンタリーのようで見応えあります。また、当日は気がつかなかった新たな発見もあるでしょう。新年から運が開け、勇気づけられるような内容ですので、お家や旅行先のお宿で、ぜひお楽しみください。

それにしても、5回目の開催にして、初の映像化です。撮影したライブ映像を見られる状態にして世へ送り出すというのは、ほんとうに難しいです。頑張ってチームを組んで、とんでもないライブを撮影できたはいいけど、編集ができないまま「撮りっぱなし」で眠っているというのはよくある悲しい話です。

というのも、これまでは映像を世に出す方法がDVD化くらいしかなく、予算や権利の関係、間違いなく黒字化しないという理由などでつまずき、いつまでたってもDVD化までたどりつけない、すなわちライブ映像が見られないという状況でした。
しかし、2年に及ぶコロナの影響で、ご存知の通りネットでのライブ配信は一般的になりました。配信フォーマットが整ったことや技術の進化、そしてミュージシャンのネット配信への意識が変わったことなどがある気がします。今後、FRUEでのライブは、できるだけ映像化できたらなとも思っています。

前振りが長くなりましたが、次のような概要で1月2日と3日に配信を行います。多くの人に見て欲しいので、無料で配信します。友人知人に教えてあげてください。よろしくお願いします。ただ、映像制作にかかった費用は完全に持ち出しなので、カテゴリー2の早割チケット(限定100枚)、Tシャツ、ポストカード、テノ・アフリカ@FRUE 2021のライブMIX音源など販売していますので、視聴料だと思って購入いただけると幸いです。

FRUE物販サイト

⫸概要⫷
☉ 配信日:2022年1月2日(日)、3日(月)
☉ 配信TIMETABLE (予定)
※配信タイムテーブルは若干変更する可能性あり
※1月2日配信分は24時、1月3日配信分は21時よりそれぞれ1回リピート配信を行います。

2022/1/2.sun
16:00 butasaku(抜粋)
16:26 Shohei Takagi Parallela Botanica(抜粋)
17:15 カフカ鼾
18:25 Sam Amidon
19:37 悪魔の沼
21:35 Teno Afrika
23:40 End
※GEZ@N -experimetal protozoa set-の配信はありません。
※24時からリピート配信します。

2022/1/3.mon
16:00 UNKNOWN ME
16:58 Manami Kakudo
18:13 ユザーンと原田郁子 Guest :勝井祐二(抜粋)
18:57 Terry Riley with Sara Miyamoto -Everything & Beyond -
20:38 end
※冥丁、Buffalo Daughterの配信はありません。
※21時からリピート配信します。

☉ 配信プラットフォーム:LIVEMINE
☉ 視聴料:無料 ※ただし登録が必要

☉ 映像撮影ディレクター
藤井大輔
☉ カメラマン
折井 康弘
丹澤 由棋
小野寺 祥子
磯部 真也
西野 洋平